運転でヒヤッとしたことはありませんか

今より安全・安心なカーライフのすすめです。
ここまで詳しい坂道発進の方法とは?ということで、今回は車の話です。
ペダルの踏み間違いしたことはありませんか。
私はあります。後ろ見ながら前に進んだことがあります。
前を見ながら後ろに進んだことがあります。
ドライブは簡単です。踏むだけです。
ドライブが誰でも簡単になるようメーカーが必死に考えた結果ではないでしょうか。
オートマティック車(AT)なら子供でも足が届けば乗れます。
遊園地にあるゴーカート(ディスに―ランドでもなくなってしまいましたが)と同じだからです。
しかし、車となると、もろ刃の矢です。1トンもある物体が、つま先で動いてしまうのです。
危険な作業を簡単にしてしまっているのです。
私は、AT車のほうが事故について心配です。ちなみにATとはオートマティックトランスミッションの略です。
事故率は鳥取環境大学 情報システム科学 鷲野先生によると
全事故においては、正面衝突を除きATの事故率はMTのそれの2倍高い。とあります。正面衝突は同じくらいです。
理由としてあげられるのは、2点。
1、操作が難しい為、運転に集中するから
2、ペダルの踏み間違いによる誤発進事故が起こりにくいから
 
楽しいドライブなのに運転に集中してちゃつまらないと思うかもしれません。
待ってください。あなたにとって大事な人は誰ですか。
交通事故で亡くなっている方は今年1月から7月末時点で1548人
新型コロナウィルスで亡くなった方は1330人。(9/5現在)
大事な人が交通事故にあったら・・・そう考えると怖いです。
だから、安全運転は、必要なのです。
そこでおすすめなのが、MT車です。マニュアルトランスミッションの略です。
安全に運転するためにはマニュアル車おすすめです。
MT車は少ない。確かに少ない。
現代ビジネス 様によると2011年のMT比率は1.5%
少ないからって、だから何ですか。多いから正しいとは限りません。少ないから間違いとは限りません。自分の行動次第です。
マニュアル車は盗難防止にも役に立つことがあります。
ある時、予約した病院へ車で向かいました。駐車場が混んでいて止められず、玄関に車を置いて診察券を出しに行きました。
遅れてしまうと、ペナルティとして相当待たされてしまうからです。
そして、すぐ診察室に入るよう女性の看護師さんに指示されました。
しかし、車は玄関に置きっぱなしなことを伝えると・・
看護師さん「あっ、なら私が駐車場に止めておきますね。」
俺「すみません。お願いします。」と車のキーを渡した。
しばらくすると看護師さんが・・・
「あの車、マニュアル車じゃないですか。うごかせません。」
このようにマニュアル車に乗れる人は限られてくるのです。
盗難防止にも、子供の誤操作にも役立ちます。
 
マニュアル車のラインナップ。あるじゃないですか。
足とは、ギアチェンジできる段階のこと。うちのは5足(1から5までということ)
マツダ MAZDA2
    MAZDA3
    MAZDA6
    CX-3
    CX-30
    CX-5
    CX-5 Exclusive Mode
    ROADSTER
    ROADSTER RF すべて6足MT
トヨタ 86
    ヴィッツGR SPORT
    ヴィッツGR SPORT ”GR"
    ヤリス 「X」「G」「Z」の3グレードに6速マニュアル車
    カローラスポーツターボガソリン車(2WD)のG “Z”・ G・G “X”の3グレードにマニュアルモデルが設定
    カローラW×B 1.2L TURBOのエクステリアW×B 1.2L TURBOの6MT車 等
ホンダ シビックTYPE RのエクステリアTYPE R には6速マニュアルトランスミッションを設定。
    シビックハッチバックのエクステリアFF 6速MT
    S660(エスロクロクマル)等々。
売れないのにたくさんありますね。
でもやっぱり、マニュアルは難しい。
いえいえ、次を読んでくれれば簡単です。
マニュアル車は、クラッチがエンジンの動力(常時回転)とタイヤ(停止したり動いたり)を仲介する役割をします。エンジンの機嫌を取りながらうまくやり過ごす感じです。
機嫌を損なうと停止します。これがエンストです。
エンストしないようにうまく立ち回るのです。
 
基本的な方法は(もちろん安全な場所で行ってください)
クラッチをしっかり踏んでギアを1足に入れます。
回っているエンジンに止まっているタイヤ(クラッチ)をくっつけるのですから、アクセルを少しだけ踏んでやります。車によりますが2000回転あればいいと思います。一瞬ではなく常時回転数を保ちます。つまり踏み続けます。裸足がいいと思います。エンジンの振動を指先足先で感じるからです。
クラッチをゆっくり放します。(戻します)遊びがあるので3cmくらいは何も起こりません。
タコメータ(エンジンの回転数を表す表示)を見ててください。
タコメータが、下がりはじめ、車体の前が浮き始めます。ボンネットを見てください。
⑤これがつながった場所です。(火花が散る場面:イメージです)
ここを足の感覚で覚えるに尽きます。
この場所さえ覚えれば、終わりです。
さらに懸念されるのが坂道発進です。
AT車と違ってブレーキを放せばまともにバックしてしまいます。
後ろに車がいる場合は運転手を見てください。
怖そうな場合は特に注意が必要です。怖くなさそうなら気にしないでください。
その場合はハンドブレーキ(懐かしい言葉ですが)を使います。
上記をもとに再度説明します。
クラッチをしっかり踏んでギアを1足に入れます。
回っているエンジンに止まっているタイヤ(クラッチ)を坂道でくっつけるのですから、アクセルを少しだけ踏んでやります。車によりますが2000回転あればいいと思います。一瞬ではなく常時回転数を保ちます。つまり踏み続けます。裸足がいいと思います。エンジンの振動を指先足先で感じるからです。
クラッチをゆっくり放します。(戻します)遊びがあるので3cmくらいは何も起こりません。
タコメータ(エンジンの回転数を表す表示)を見ててください。
タコメータが、下がりはじめ、車体の前が浮き始めます。ボンネットを見てください。
⑤これがつながった場所です。(火花が散る場面:イメージです)
⑥ここでアクセルを少しだけ踏み増します。ハンドブレーキを放します。足りなければアクセルを少しだけ踏み増します。なんてことありません。ボンネットが浮く瞬間がわかれば同じです。
あとは、回数をこなすことです。自分の体の一部のように動かせるようになります。
つながってしまえば、アクセルで操作するので、AT車と同じです。ただ、エンジンブレーキはMT車のほうが効きます。ギアダウンするともっとブレーキがかかります。
エンジンブレーキです。タイヤがエンジンをもっと回そうとするのですが、エンジンが回り切れないときにおきます。
MT車はいつでもエンジンの音を気にします。
AT車ではエンジンの音など気にもしないでしょう。だから危ないのです。
MT車は、燃費も昔はよかったのです。AT車と違って、ずっと動力をタイヤに伝えてませんから。しかし、最近は進化してほとんど変わらないそうです。AT車のほうが需要があり、開発する価値がありますね。
MT車は二度と同じ運転ができません。
同じ回転数で同じタイミングでつないで引っ張りギアチェンジして5足まで全く同じにはできません。
それが楽しいのかもしれません。
車にもよりますが、2足で引っ張るのか3足で引っ張るのか。
いかに早く5足にたどり着くかです。
ちなみに1足は上り坂道でなければ、タイヤが少し回れば十分です。(2、3回転)
1足の時間を短くていい。つないだらすぐ2足。3足。引っ張れるところへ早く持っていくこと。
2足で長く引っ張るなら、4足にしてもいい。
もう1点ありました。
ゆっくり動いてる上り坂で右左折のパターン。
上り交差点ですので、スピードは出せません。
しかし、止めるわけにはいきません。後ろにも車だ。
エンジンは行きたい。けど、タイヤは交差点だ。
ちょっと待て。ゆっくり確認してからだ。
こういう場合は、エンジンとタイヤの仲介役の出番です。クラッチを先ほどの火花が散る場面にします。半クラッチです。つないだり放したりします。(言葉で示すほど大きくありません。クラッチ1、2cmの話です。)これで調節するのです。
いつも緊要しながら安全運転に心がけましょう。
MT車なら踏み間違いはありません。
ルールを守りながら、運転に集中できます。楽しいです。
アクセルとブレーキを交互に踏むだけじゃ飽きます。
楽しくありません。
事故にあった家族はとても不幸です。
やったほうもやられたほうも。